制作記 · 八月三十一日
数字を増やすゲームに、夏の風景を戻す――「八月三十一日」制作記
記憶を集めて花火大会へ進むゲームへ、段階ごとの背景画と成長する花火素材を導入した制作記です。
「八月三十一日」は、記憶の欠片に触れ、商店街を賑やかにし、最後の夜の花火大会へ進むゲームです。
最初に作ったのは、夏を一周する仕組み
初期版には、クリックで記憶を得ること、自動で記憶を生む要素を買うこと、夜を解放すること、花火大会を見ること、次の夏へ進むことが実装されていました。
花火大会はアルバムへ残り、過去の夏を再生できます。昼から夜へ進み、花火を見て、少し強くなって翌年を始める循環を先に作った作品です。
Canvasの風景を、専用画像へ置き換える
後続更新では、商店街の背景がstage0からstage6まで七段階の画像になりました。記憶と進行に応じて、同じ場所が少しずつ変わります。
花火にもレベル1、2、3、5、10、20、30、50の専用素材が導入されました。白い単発から色の追加、二段開花、しだれ柳、連続花火、スターマイン、大花火大会へ進みます。
内部では記憶量や花火レベルが数値として増えますが、画像導入後は商店街の賑わいと夜空の変化として成長を見せるようになりました。
記録を残したまま、見た目を変える
新しいコードには、旧保存データを現在形式へ読み替える処理があります。以前のクリック力、毎秒量、花火レベル、アルバムを移行し、過去の夏を新しい花火段階へ対応させます。
見た目を大きく作り直しても、それまで集めた記憶と花火大会の記録は消さない判断でした。
現在の作品は、数字を増やすゲームであると同時に、同じ商店街が賑やかになり、夜へ変わり、翌年へ戻る風景のゲームになっています。