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制作記 · 光の回廊・アルゴリズムバトル

7×7の盤面を捨てて、間合いだけを残す――光の回廊 Algorithm Battle制作記

五枚の行動を予約する盤面型カードバトルが、距離0〜4の一本道で攻撃・防御・回避・反撃を読み合うゲームになるまでの制作記です。

「光の回廊・アルゴリズムバトル」は、五枚の行動カードを先に予約し、敵が伏せた五枚と自動で戦わせるゲームです。

前進、後退、近距離攻撃、射撃、防御、回避、カウンター、チャージ。カードを使う順番は戦闘が始まる前に決めます。実行中に操作できるのは停止、速度変更、スキップだけです。

現在の戦場は、距離0から4までの一本道です。最初の版では、7×7の盤面を使っていました。

最初は、五枚の予約と7×7盤面だった

初期版にも、作品の核となる「五枚を順番に予約する」仕組みはありました。

プレイヤーは手札から五枚を選び、予約アルゴリズムを組みます。敵の予約内容は伏せられたままです。ラウンド中には、次のカードを実行する前に、未実行の一枚を差し替える権利もありました。

戦闘は7×7のフィールドで行われ、機体はカードに従ってマスを移動し、射程や位置関係によって攻撃します。HPとEN、機体固有の能力、戦闘ログ、再生速度、自動進行を備えた盤面型の自動カードバトルでした。

予約順を読むことに加えて、二次元の位置、移動方向、射程、盤面の状況を読む構成です。

先に、スマートフォン用の画面を軽くする

最初の大きな改修では、モバイル画面の進行を速くするため、ゲーム本体とUIが大幅に縮小されました。

初期実装にあった複数のパネルと大きなスタイル構成が整理され、戦闘の表示とカード選択がスマートフォン内に収まる形へ変更されています。

予約した五枚を自動で実行する核は残しながら、画面を移動して情報を追う量と、各ステップを待つ時間が減らされました。

しかし、この段階では戦場そのものはまだ盤面でした。

盤面を、距離0〜4の一本道へ変える

その後、戦闘方式は「linear range mode」へ変更されました。

7×7のマスはなくなり、二機の間には0から4までの距離だけが残りました。前進すれば距離が縮まり、後退すれば広がる。近接攻撃は0〜1、中距離攻撃は一定の間合い、遠距離射撃は離れた位置で命中します。

前進してから攻撃するカード、射撃してから後退するカードもあります。移動が先か攻撃が先かによって、同じステップでも攻撃時の距離が変わります。

防御、回避、カウンターにも対象があります。近接攻撃を防ぐもの、射撃を防ぐもの、特定の攻撃へ反応するものがあり、敵の伏せたカードと噛み合わなければ不発になります。

二次元の位置取りを削った代わりに、「何手目に、どの間合いで、どの種類の攻撃が来るか」が戦闘の中心になりました。

五枚を選ぶ意味を残す

一本道への変更後も、予約アルゴリズムは残りました。

毎ラウンド、各機体が必ず使える基本カード三枚と、ランダムに選ばれた五枚から、合計五枚を予約します。手札には攻撃だけでなく、防御系の行動と、移動攻撃またはチャージ系の行動が含まれるよう生成条件が設定されています。

敵も現在の距離と機体の得意間合いをもとに五枚を組みます。ただし、戦闘前にカード名は公開されません。一部の機体だけが、敵予約の一箇所について行動カテゴリを解析できます。

盤面をなくしても、相手のアルゴリズムを推測する部分はなくしていません。

むしろ情報が距離と順番へ絞られたことで、「この一枚で近づき、次の近接攻撃を通す」「相手が射撃する前に離脱する」といった五手の組み立てが前面に出ました。

一手ずつ押す画面から、戦闘を観察する画面へ

初期版には「次を実行」と「自動」の両方がありました。現在版では五枚を確定すると戦闘が自動で進み、プレイヤーは一時停止、速度変更、スキップで観察します。

画面中央には一本道と現在距離が常に表示され、上下には自分と敵の予約列が並びます。敵の未実行カードは伏せられ、実行済みだけが記録されます。

各ステップでは、前進、後退、命中、間合い不適、防御、回避、カウンターといった結果が二機の周囲へ表示されます。ラウンド終了後には、最終距離、与えたダメージ、受けたダメージがまとめられます。

操作の忙しさを減らし、予約した五枚がどのように噛み合ったかを見る構成です。

複雑さを、面積ではなく順番へ置く

初期版には7×7の戦場がありました。現在版には、五つの距離しかありません。

それでも戦闘が単なる五択にならないのは、距離が毎手変化し、移動と攻撃の順番、防御対象、EN、チャージ、機体特性が五枚の列へ重なっているからです。

盤面の広さを削り、間合いと実行順へ複雑さを集める。モバイル向けに画面を小さくした後、ルールそのものも同じ方向へ組み直されました。

現在のAlgorithm Battleで読むのは、マップ全体ではありません。敵が伏せた五枚と、その五手のあいだに変化する一本道の距離です。

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